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レインレイン・ボウ [本]

レインレイン・ボウ

レインレイン・ボウ

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫

この本を読み終わって、放心状態のみずです。

好きだなぁ…こういう本…。
読んでいる途中、何度も心が温まりました。
そして、爽やかな読後感がたまりません…。

ある高校のソフトボール部で、同じチームだった女性たちの、
それぞれの「その後」を描いた物語が7編。
でも、それだけじゃなくて、その7編のビーズを貫く美しい糸のような物語が隠れていて、
最後にそれが明らかになって、胸がスーッとしました。
各編にも、日常の小さなミステリーが隠れていたり。
「やっぱり加納朋子さんの本は好きだなぁ」って思いました。

知らずに読んでびっくりしたのだけれど、
加納朋子さんの「月曜日の水玉模様」という本のヒロインである片桐陶子さんが、
この本にも登場してきます。もちろん萩さんも…。
片桐陶子さんが好きで、その後が気になっていたので、嬉しかったです。


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夜のピクニック [本]

夜のピクニック

夜のピクニック

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 文庫
映画化もされていますが、今日は、本の方を紹介します。
2005年本屋大賞に選ばれているので、ご存知の方も多いと思います。
この本は、先月、読みました。見事にハマッて、2回読みました。映画も見ました。

「みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」
この本は、北高の伝統行事「歩行祭」のお話。
全校生徒1200人が、夜を徹して、ゴールを目指して、80キロ歩きます。
前半は、クラス毎に歩く「団体歩行」、後半は、自由歩行。
甲田貴子や西脇融たち3年生にとっては、高校生活最後の行事です。
貴子は、「この歩行祭の間に、あることをする」という小さな決意を胸に秘めていました。
読んでいると、「このままこの空気に浸らせていてほしい」って思いました。
読み終わってみると、歩行祭に憧れている自分がいました。
今、もう1度最初から読んでいます。
それぞれのキャラクターを知った上で1から読みなおすと、また違った読み方ができます。
「夜通し歩く」、ということで、最近撮影した、朝焼けの写真をどうぞ…。
本当は、この時、拝みたくなるくらい美しい日の出が見えていたのですが、
時間の都合上、この位置からしか撮影できなかったんです…。残念…。

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てるてるあした/加納朋子 [本]

てるてるあした

てるてるあした

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本
以前から読みたかったこの本。「ドラマ化」のニュースを聞いて、なおさら
早く読みたくなり、早速読んでみた。
そうしたら、少なくともこの1年で、一番いい出会いをした本となった。
 
この本は、『ささら さや』という本の姉妹編である。
この本だけ読んでも、楽しめるだろうけれど、『ささら さや』を読んでからの方が、
より、楽しめると思う。
と、いうのも、まず、舞台が同じ『佐々良』の街なので、物語に入りやすい。
そして何より、『ささら さや』に出てきた人たちが、
この『てるてるあした』にもたくさん登場するので、キャラクターに愛着が持てるのだ。
 
『ささら さや』は、謎解きの要素のある、心温まる物語だった。
人々の交流を、温かい視点で見つめる、お話だった。
しかし、この『てるてるあした』は、少し趣きが違う。
主人公は、15歳の女の子。
まっすぐな気持ちも、ねじまがった気持ちも、たくさん抱えている。腹が立つこともたくさん。
そんな女の子の、1人称で、物語は進む。
高校進学間近、という時に、家族は、夜逃げをするはめに。
女の子は、家族と離れ、「佐々良」という街で暮らし始める。
そこで、『ささら さや』に出てきた、あの人たちとの交流が、始まる。

僕は、読んでいて、女の子のとんがった心と、自分の心が、たくさん重なって、
心がヒリヒリと痛かった。なんだか、今も自分の中にある、昔の自分と重なったような。
途中で一旦本を手放しても、ヒリヒリした気持ちがおさまらず、読みつづけずにはいられなかった。
それに、先が気になって仕方がなかった。
主人公のことが、一時も放っておけないような気がして。

最後まで一気に読み終わった時、放心状態になった。
おそらく、涙を流す人もいるだろうと思う。
じっくりとかみしめたい物語。
 
そして、とても読みやすい。読んでいると、物語がサラサラと心に流れ込んでくる。
何度か、声に出して笑った。その笑いが、グッときたりもした。
 
これが、キャラメルボックスの脚本家の手によって脚本になり、
「雨と夢のあとに」のスタッフによってドラマ化され、
黒川智花さんと木村多江さんが演じて…。
…本を読んで確信した。これは、心動かされる、とてもいい番組、おもしろいドラマになる。

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ヤミナベ・ポリスのミイラ男/梶尾真治 [本]

何度も、何度も、大爆笑。とてもじゃないが、電車の中では読めない。
もう、「それを言っちゃぁ身もふたもないー」とか「うぉーバカバカしすぎるー」とか
「うははははははは(壊)」とか、とにかくハチャメチャで、大笑いして、スカッとした。
梶尾真治さんときいて、「黄泉がえり」や「クロノス・ジョウンターの伝説」
「エマノン」シリーズ
を思い浮かべた人には、おそらく、この本を読めばのけぞるだろう。
あの、詩情だったり、胸が熱くなる感動だったり、素敵なラブストーリーだったり、
とても切なかったり、…そんな世界とは、全く違う。
主人公、吹原和彦(←!!)は、ヤミナベ・ロイヤルホテルの、アルバイトのボーイさん。
ある日、そのホテルでは、全宇宙のスーパー・ヒーローが集まる「超人サミット」が開かれていた。
ところが、その会場で、悪の組織の仕掛けた爆弾が大爆発。みんな吹っ飛んだ。
しかし、和彦の脳は、奇跡的に生きていた。彼の脳は、医師によって、
48人の超人たちの生き残ったパーツと、ツギハギされる。
こうして、超人たちのそれぞれの強い部分が1つに集められた、そして頭脳は和彦という、
「気弱で最強のヒーロー」が誕生した。全身包帯で覆われているので、その名も「ミイラ男」。
彼は、スーパーヒーローになる気などさらさらなかったのだが、どういうわけか、
結局、悪の組織と戦わざるを得なくなる。
こうして、ハチャメチャなヒーローと、ハチャメチャな悪の組織の、
ハチャメチャな戦いが、始まったのであった。
ところで。なぜか、主人公の名前が、「吹原和彦」である。
読み始めてすぐに、「クロノス・ジョウンターの伝説」に出てくる吹原とは別人だとわかるのだが、
(両親や親戚もこの時代にいるようなので。)
でも、なんだか、キャラクターとかが、別人とは思えなくて、いろいろと想像がふくらんで、おもしろい。
ちなみに、このお話が書かれたのは、「クロノス~」より前のようだ。
梶尾さんの本って、同姓同名の登場人物が出てくることが時々あるのかな?
「おもいでエマノン」の本(文庫版)の中にも、「布川輝良」という人が出てくる。
これも、「クロノス~」の布川とは別人だ。
光文社文庫の最新刊なので、今なら、本屋さんですぐに見つけられると思います。
ヤミナベ・ポリスのミイラ男

ヤミナベ・ポリスのミイラ男

  • 作者: 梶尾 真治
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/02/09
  • メディア: 文庫

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虹の家のアリス/加納朋子 [本]

読書からしばらく遠ざかっていたけれど、久しぶりに、本を読んだ。
先月文庫本になったばかりの、加納朋子さんの本。
読んでいて、とっても楽しかった!!
虹の家のアリス

虹の家のアリス

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫
 
この本は、「螺旋階段のアリス」(文春文庫から既刊)の続編にあたる。
順番に読んだ方がより楽しめるだろう。
仁木順平は、大企業のサラリーマンだったが、私立探偵へ転身する。
彼が開いた事務所は、しかし、当然ながら、閑古鳥が鳴いていた。
そこへ突然、安梨沙という可憐な少女がやってくる。彼女は、助手になりたいと言う。
彼女は、美しいだけでなく、聡明な頭脳を持っていた。
2人は、協力して、さまざまな謎をといていく。…そんなシリーズである。
謎、といっても、ごく日常にありそうなことだ。
…育児サークルで、ある日、児童館の部屋の鍵が、隣の部屋の鍵と入れ替わっていた…。
 
「虹の家のアリス」には、6つの物語が収録されている。
「あー、なるほど!」と思わせられる、謎ときの瞬間がとっても楽しい「アリス」シリーズだが、
それだけでなく、登場人物がみんな、個性を持っていて、おもしろい。
ただの謎ときにおわっていなくて、ちゃんと、「人間の描かれた物語」になっているのだ。
主人公の仁木は50歳前後で、年頃の息子と娘の父親という一面もある。
そして、前作「螺旋階段のアリス」では、とにかく天真爛漫で無邪気なキャラクターだった安梨沙も、
「虹の家のアリス」では、いろいろな面を見せてくれる。
 
読みやすいのですぐに読み終わったけれど、おもしろかった!

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