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キャラメルボックスのハーフタイムシアター [キャラメルボックス]

7月7日。

新神戸オリエンタル劇場に、
演劇集団キャラメルボックスのお芝居を観に行ってきました。

今回は、60分のお芝居の、2本立て。
1本だけ観ることもできますし、2本続けて観ることもできます。

タイトルは「ハックルベリーにさよならを」「水平線の歩き方」。

僕は、キャラメルボックスが好きで、
「好きだから観に行っている」という部分も、もちろんあるのですが、
今回は、それを抜きにしても、「いろんな人にオススメしたい」と思いました。
言葉が、僕の心と、つながる。そんな体験をしました。

特に、「水平線の歩き方」は、そんな風に思いました。

主人公は、35歳の「幸一」。
ある日、彼のアパートに、母が現れます。
…小学校6年生の時に亡くなったはずの、母が。

前半は、笑いがたくさんあって、微笑ましく進みます。
「あれあれ?ここからどう展開するの???」と思い始めた頃、
あることが明かされます。そこからは…。
温かくて、痛くて、グッときて…。 

ひとりになりたい人も。
ひとりじゃ生きられないと思っている人も。

夢をあきらめたことのある人も。
まだあきらめたくない人も。
自暴自棄になったことのある人も。
閉じこもったことのある人も、

不安で不安でたまらない人も。
誰かの存在を温かく感じられる人も。

ぜひ観てほしいです。

「ハックルベリーにさよならを」

こちらの方は、観る側が、発想を自由にしていると、
とっても楽しめるお芝居だと思います。

心を開いて、身を任せると、いろいろなことが飛び込んできます。

12歳のケンジは、両親の離婚があったり、
憧れのカヌーに乗ることを母が許してくれなかったり、
別に住んでいる父のもとに、女性がいたり…。
1人じゃ抱えきれない気持ちを、抱えています。

そして、ある日、1歩踏み出す日がきます…。

僕は、12歳の頃の記憶は、楽しかったことをのぞいて、
かなり、消去してしまいました。
出来事は覚えていても、気持ちを思い出せないのです。
特に、苛立ちとか…そういう気持ちが。

でも、僕にも、確実に、そういう時期がありました。

周囲への苛立ちや、孤独…。
どうにもならないことへの不安やあきらめ。
そういうことを覚えている人には、ケンジが、ズシズシと心に響くことでしょう。

僕は、どちらかというと、ケンジを見守るような気持ちでした。
理解したくて、でも、もう理解できなくなっちゃった部分もあって。
…でも、僕の中にも、確実にあるはずの、ケンジの気持ち。

もう1度、あの頃を思い出して、
あの頃から今までの歩みを考える
…そんなきっかけになるかもしれません。
「水平線の歩き方」が、実際、そういう内容だったりしますし。

僕が、1度観ただけで気に入っているのは、「水平線の歩き方」の方ですが、
今一番会いたい人は、「ハック~」のケンジだったりします。
ハックの方が、お芝居を思い返すたびに、いろいろと、新発見が多い気もするのです。

ストレートな球に撃たれた、「水平線の歩き方」。
想像がぶわーっと広がった、「ハックルベリーにさよならを」。

実は、ある主要テーマが、共通していたりします。

だから、2本つづけて観ても、気持ちがバラバラになりませんでした。
むしろ、同じことを、全然違う語り口で語ってもらったような気がして。

ヒリヒリして、でも温かくて。
たくさん笑って、グッときて。
癒されて、元気がでて。
感謝して、自分も何かしたくなって。

60分で、これだけの体験ができる、ハーフタイムシアター。

ぜひ、いろんな人に…特に、演劇初心者に、観に行ってほしいです。

7月13日まで、新神戸オリエンタル劇場で、上演。
その後は、名古屋公演があります。

詳しくは、こちら。http://www.caramelbox.com/

追伸。「水平線の歩き方」のテーマ曲が、大好きです。
メレンゲの、「君に春を思う」。

※こちらの記事に、トラックバックしています。
http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2008-07-08


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