So-net無料ブログ作成
検索選択

「雨と夢のあとに」千秋楽 [キャラメルボックス]

7月20日に東京で幕を開けた「雨と夢のあとに」。
今日、最後の舞台を見届けてきました。
今まで、こんなに「最後の日を見届けたい」って思ったことは、ありませんでした。

幅広い世代の人たちが見に来ていました。
そういえば、一昨日見に行った時、前の席に座っていたのは、
小学校中学年くらいの女の子でした。
ケラケラと笑いながら、身を乗り出すようにして、お父さんと、見ていました。
今日も、手をつないで見に来ている若いお父さんと小さい娘さんを見ましたよ。

今日は、終演後に、お芝居を初めて見たという年上の方と話したのですが、
「舞台の空間ってそんなに広くないのに、とっても広く見えました」
「若い人たちのお話だと思って見にきたけれど、違いますね。
私たちが見ても…なんか、感動して…」と、感心しつつ感動しておられました。

僕も、初めてお芝居を見にきた時の驚きを、思い出しました。
ただの空間が、何にでも見えるという、不思議さに、とっても驚いたことを。
一昨日一緒に行ったメンバーの1人である、後輩maruさんが、ブログに
「あのきりかえすごい」に書いていましたが、
この感覚は、実際見てみないと味わえないですよね。
今冷静に思い出すと、前半は、椅子テーブルに布をかけることで表現していました。
そして、最後の方、屋外のシーンでは、舞台上には何もありませんでした。
でも、お芝居を見ているときは、一瞬で違う空間、違う時間に、飛ぶことができました。

それに、確かに、若い人だけの話じゃないですよね。
父と娘の話が中心だけれど、その父(=朝晴さん)が田舎に帰ると、父は、「息子」になるわけで。
父母と息子、祖父母と孫…そういう物語になるわけです。
今日は、後輩が「じいちゃん最高」って言ってたので、おじいちゃんに注目してみました。
前回見たときは、「おもしろい」という印象が強かったのですが
厳しく優しく息子と対峙する父…そして孫にはデレデレのおじいちゃん。…素敵です!

隣の席の人の持っている、チケット封筒が見えたのですが、
住所が、福岡市でした。3人連れでした。長野から来られた方と少しお話しました。
年齢層だけでなく、住んでいるところもさまざまなようです。

僕がこのお芝居を見るのは3度めですが、1番感動しました。そして1番切なかったです。

例えば、途中の、セリフのない、ピクニックのシーン。
最初見た時は、「楽しいシーン」だったのですが、
今日は、とっても、切なかったです。楽しいからこそ、切ないんです。
このあとにおこる出来事を知っているから。
「これまで、この2つの家族は、こんな風にすごしてきたんだなぁ」って思って、
これまでのことやこれからのことに思いをはせると…。

これが映画だと、僕は、こういう見方ができないんですよね。
映画はとっても映像としてリアルで、あと、アップの画像などでは、見るところも限定されます。
登場人物の表情や、風景などから受け取るものが、全てなんですよね。
だから、見るたびに同じ気持ちになります。
でも、お芝居だと、空想の余地がたくさんあるし、今現在目の前で起こっていることだから、
見るたびに、違う気持ちになるし、違うものが見えるんですよ。

お芝居って、2度3度見ると、より、楽しめるんだなぁって、今回改めて思いました。
映画だと、「あの感覚をもう1度味わいたい」って思ってもう1度見たりしますが、
お芝居の場合、見るたびに、違う感覚を味わえるんですね。

見る側の視点も変わった、今日の千秋楽ですが、お芝居も、いろいろ変化がありましたよ。
細かいことを言うと、「金龍ラーメン食いてぇ」が「551のぶたまん食いてぇ」に変わっていました。
…でも、どちらもきっと、大阪限定のネタですよね?東京では何だったんだろう…。

途中の、ジャグリング…前に2回見たときは、とっても上手だったのに、
今日はなんと、客席にボールが飛んでいき、ほっくんが客席に飛び込んできました。
拍手が起こっていました。
一緒に行った人は、今日初めて見て、ああいう演出なんだと思ったそうです。

でも、1番、不意打ちの変化に感動したのは、観覧車のあとの手紙のシーンです。
前2回だと、緊張感がとけて、ほっとしながら、笑いながら、見ていました。
でも、今日は、「今でも信じられません…お父さんを感じているから」のくだりで、
早川さんが、感極まったのか、声をつまらせて、読めなくなったんです…!
それで一気に、ものすごくジーンとくるシーンになってしまいました。

僕も感動して、わけがわからなくなっちゃって、
早川さんが最後まで読みきったのか、
それとも、途中から、霧子さんが代読したのか、わかりません。
演出なのかもしれませんが、本当に泣いているように見えました。
「安心して見られるシーン」と思って油断していたら、不意打ちでやられました。

僕は、「もしかして、初舞台だった麻由子さんが、感極まったりしないかな」って思ってたんですが、
最後のカーテンコールまで、堂々と、しかも、心から楽しそうに、主役をつとめあげていました。

この前の記事で、僕は「麻由子さんの完走を見届けたい」って書きましたけれども、
お芝居の間は、そんなことは忘れていました。
カーテンコールで初めて、「ああ、もう2度と見られないんだな」ということを思い出しました。

前に見た2度は、どちらも夜の回だったので、
麻由子さんは、法律上の問題で、カーテンコールには1度しか出られませんでした。
でも、今日は、昼の回。三方に礼をする主演女優の姿には、グッとくるものがありました。
小学校最後の夏休み(←小学校、ですよ!)を、まるまる舞台でかけぬけた彼女には、
3回・計6時間の間に、たくさんのエネルギーをもらった気がします。
麻由子さん、明日は始業式だそうです。

前回も書いたのと同じ場所「クロスチョップ」と「ありがとう、おとうさん」では、
前回以上に、涙が出ました。
涙が出ても、顔は笑顔でいられました。温かい気持ちでいっぱいです。
自分にそういう感覚があるんだって気づかせてくれたのは、「雨と夢のあとに」でした。

今日は千秋楽。前説の時間では、当日券のお客さんが全員入場できるのかどうか、
舞台上で前説をされている加藤さんがハラハラしていましたが、
ロビーから「みなさまご案内できました」という声がかかると、
客席は、拍手で満たされました。そういう空気で、今日のお芝居は始まりました。

この物語は、「生命」や「死」ということが扱われています。
お話だけ取り出すと、とっても重いお話です。
でも、不思議と、重い気持ちにならないんですよね。
それは、「笑いがあるから」「楽しませてくれるから」だと思っていました。

でも、今日、違う!って思いました。
そういうテーマ以上に、大きなものが、お芝居の中を流れていることに気づきました。
きっかけは、後輩がブログに書いていた
「愛される人になりたいと思いました。 それ以上に人を愛せる人にもなりたいな。 」
という感想を読んで、ハッとしたからです。そして、今日は、それに注目して見ていました。
そして、「あ、このお芝居は、“愛”にあふれてる…」って思ったんです。

男女の愛でもないし、家族愛でもないんですよね。
だって、雨と血がつながっている登場人物は、月江さん1人だけです。 
あとは、みんな、他人。でも、他人じゃない。
みんなが、いろんな形で、雨ちゃんを愛している。
お父さんはもちろんのこと、ほっくんだって、おじいちゃんやおばあちゃんだって、月江さんだって。
「おとうさんは、おとうさんだけ」「雨は誰が何といおうと、本当の孫だ」「お前は1人じゃない」
…そんなセリフが、今日は、とっても、心に残りました。

朝晴さんだって、いろんな人に、いろんな形で、思われています。
最初は姿を見ることができなかった霧子さんだって、朝晴さんのことをずっと考えていたし。

一方では、愛(?)ゆえに…首はしめるし、それに、病院で出会ったあの幽霊なんて…。
こっちはこっちで、大変ですが…。「ただ思えばいい」ってもんでもないんですよね。

そして、見ている自分だって、この「親子」を応援している…ということに気づきました。
いろいろな人の愛に触れて、自分も、いつのまにか、この親子を守りたいと思っていたのです。
自分の中にも、「愛」があることに、気づかされていたんですね。

「温かい気持ち」の正体は、これじゃないかな…って、思ったんです。

 今日なんて、最初のシーンで、既に、僕は、
桜井親子に思い入れがある状態で、見ているわけです。
だから、より深く感動して、より切なかったんだと思います。

「愛される人になりたい…」
桜井親子を見ていると、そう思います。
自分が「1人だ」と感じて、寂しい時、「本当は1人じゃない」って思えるように。
愛される人になりたいです。

「それ以上に人を愛せる人にもなりたい…」
生きるって、そういうことだなぁ…なんて、いろんな登場人物を見ながら、思いました。

愛について語っていますが…お芝居を見ていない人が読んだら、
読んでいて恥ずかしいかもしれませんね。
でも、それを、正面切って堂々と真剣に、しかも笑顔で語りたくなるようなお芝居でした。

観覧車で、お父さんは、「私も一緒に行く」という娘に言います。
「お前には、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんある。お前は1人じゃない。」
どうしても伝えたかったことを最後に伝える父。そして、最後まで、父を気遣う娘。
迫る別れが切なくも、温かく、そして、親子を見守ると同時に、僕まで励まされました。
…そうして、どんどん、気持ちが、熱くなっていって、最後に、あの抱擁…。
「愛される」「愛する」が、ギュッと凝縮されているあのシーンは、ずっと忘れないでしょう。

僕が、前に見た時に、考えたことは、例えば、「親孝行」について、です。
ああ、僕は当分、孫の姿は見せられません、ごめんなさい…なんて思ったり。

あとは…桜井さんの場合、死んでから、10日間が与えられたわけです。
その間に、いろんな人に会って、心を通じ合わせることができました。
「ありがとう」も言うこともできました。

会いたい人がいるなら、「いつでもいい」なんて思っちゃダメだなって思いました。
死ぬまでに会って、伝えたいことがあるのなら、待っちゃいけない…そう思いました。

あとは、このお芝居の温かさに、心地よく浸っていたように思います。
とっても、楽しかったです。
最初に見た時は、ちょっと壊れ気味で、
むしょうに観覧車に乗りたくなったのは、前にも書いたとおりです。

さて。今日は、千秋楽ということで、
カーテンコールでは、役者1人1人による、一言挨拶がありました。
そして、しめは、篠田さんによる、三本締め。
その三本締めによって、「雨と夢のあとに」が終わり、8月が終わりました。夏も終わりですね。

帰り際、劇場の横に、大きなトラックが横付けされていました。終わりなんですね…。

続きを読む


nice!(1)  コメント(11)  トラックバック(1) 
共通テーマ:演劇

2度めの「雨と夢のあとに」 [キャラメルボックス]

こんにちは。「雨夢」、もう1度見てきました。2度めです。

先週の木曜日に、1度見たのですが、
終演後、迷わず、サウンドトラックCDを買いました。
そして、何度も聴いています。
曲を聴いてシーンが浮かぶわけではないのですが、
空気感は、伝わってきます。このCD、相当気に入っています。

6人で、見に行ってきました。
「見ないともったいない!」っていうか、むしろ、「ぜひ見せてあげたい!」…。
先週見た時に、そんな気持ちになったのです。
それと、「この気持ちを分かち合いたい」…。

僕のように、誰かを誘って2度めを見にきた人が、たくさんいたのでしょうか?
この日のステージは、前売り段階では1番空席が多かったそうですが、
当日売れたチケットが(当日予約・当日半額券を含めて)、200枚以上だったそうです。
確かに、劇場前が、行列になっていました。

さて。感想です。今度は、印象に残ったシーンについて、書こうと思います。
当然、完全ネタバレです。
ちなみに、前回の感想はhttp://blog.so-net.ne.jp/mizu-clover/2006-08-25に書いてあります。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

advantage Lucyのライブ [advantage Lucy]

8月18日の金曜日、advantage Lucyのライブに行ってきました。

昨年のワンマンライブ以来、9ヶ月ぶりの大阪でのライブです。
久しぶりに聴けてうれしい!という気持ちに満たされたライブでした。

特に、「シトラス」を聴けたのが嬉しかったです。
ライブでは、わりと聴ける曲なんだけれど、やっぱり、「シトラス」は大好き。

この曲は、ルーシーメジャーデビュー曲であり、
僕がルーシーに出会うきっかけになった曲でもあります。

ライブでは、小さな声で口ずさみつつ、
「ああ、この曲は、僕にとって、エバーグリーンだな」って思いました。
時が経つにつれて、ますます鮮やかに、響いてきます。

イントロが流れた瞬間に「うれしい!うれしい!」という気持ちに満たされます。
気持ちよくて、楽しくて、でも、同時に、切なくて。
そして、最後の盛り上がりでは、たくさんの感情の波に心が洗われて、感動しました。
言葉がスルスルと流れ込んできて、心の底から満たされて。…これからも、何度でも聴きたいです。

他にも、今日は、好きな曲がいっぱい聴けました。

珍しく「8月のボサ」。CDで木琴の部分は、鉄琴でした。素朴で好き。
「メトロ」では、ナイスタイミングで、電車が通りました(ライブハウスは高架下なんです)。
意外なところでは、「週末」とか。低いトーンの、力強い曲。こういう曲もいいなぁって思いました。
カウントダウンの部分のドラムがかっこいい「Solaris」。
楽しくてずっと跳ねてた「めまい」「グッバイ」。
CDで好きになり、お芝居「クロノス」でより好きになり、ライブでもっと好きになった、「朱い夏」「潮騒」。

新曲も聴けました「レイトショー」。

次に、ルーシーのライブに行けるのは、おそらく来年になりそうです。

続きを読む


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ついにやってきた「雨夢」 [キャラメルボックス]

キャラメルボックスのお芝居「雨と夢のあとに」。
大阪初日、見に行ってきました!

ネタバレ注意です。

続きを読む


nice!(0)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

夏の予定 [今日のできごと]

夏の予定!

8月18日 ライブを見に行きます。お目当てはadvantage Lucy。
       9ヶ月ぶりです!

8月23日 ライブを見に行きます。若若男女サマーツアー06。
       出演は、シュノーケル、チャットモンチー、BaseBallBearです。
       その名の通り、若いバンド3組のライブです。

8月24日 観劇。演劇集団キャラメルボックス「雨と夢のあとに」の大阪公演です。
       楽しみです!

8月27日 後輩たちの演奏会を見に、部活同期の人たちと、高知に行きます(予定)。
       日帰りか、1泊の、ドライブ旅行です。

9月4日 隕石少年トースターという劇団のお芝居を見に、新神戸オリエンタル劇場に行きます。
      上演時間1時間で、1000円という安さ。おもしろそうです。

…という感じです。
結局、高知行き以外は、仕事終わりのライブ&観劇、ということで、あまり夏っぽくはないですが。
ちなみに、今年の夏は、スピッツの出演するイベントは、行けないことになったので、
ライブ記事や、テレビ放映などで、気分だけでも、浸りたいと思います。

でも、息抜きしつつも、この夏、気をひきしめてがんばらないといけません!
バテないように気をつけつつ、がんばります!!
暑かったり、台風が来たり、いろいろですが、みなさまも、身体にはお気をつけくださいませ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「過去」バトン [つぶやき]

後輩なおみさんから、「過去バトン」というものがまわってきました。

バトンには、いつもなら、楽しく答えているのですが、
今回は、ちょっと趣向をかえてみようと思います。

いい思い出とはいえない過去って、誰でもあるはず。
そんな、「陰」の部分にも、スポットライトを当てて書いてみました。

今、あまり心に余裕のない方や、考えすぎてしまうタチの方、
暗い気持ちになりたくない方は、読むのは避けてくださいね…。
では、行ってみましょー。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。